西洋占星術

【ジョジョの奇妙な冒険】スタンド使いになるにはどうしたらいいのか?占星術的観点から

スタンド使いになるにはどうしたらいいのか?占星術的観点から

こんにちは、桃生ににこです。先日につづいて、ジョジョの奇妙な冒険について!

ジョジョを見ていると出てくるキャラがあまりに強烈すぎて、「この物語を書いている荒木飛呂彦先生の頭の中はどうなってるんだ!?」と思い、いくつかのインタビューを読みました。

荒木先生のことは凄まじく若いビジュアルをキープしている人って印象くらいしかなかった。これは太陽と金星が合であることが大きいかな。その太陽金星は双子座にありますし。

ジョジョと言えばスタンド。スタンドは戦闘の時に使う技です。超能力みたいなもの。世界全体ではほとんどの人はスタンドを使えず、限られたごく少数の人のみがスタンドを使うことができます。

どんな人がスタンドを使えるのか?それは自分の中にうまく融合できない個性を持っている人です。

すごく優しいのにどうしても自分が一番になりたいと思ってしまう、大切なものを壊してしまいたいと思う衝動が多すぎる!のように、こっちの性質を際立たせようとすると、もう一歩の性質が行き場を失ってしまう…そういう状態を心の中に抱える人たち。

で、そういう状態の人が誰でもスタンドを使えるわけじゃなく、そういう状態の人が死に至るかもしれない、大惨事に陥るかもしれない状況からその負の力を跳ね返した時に、スタンドが使えるようになります。なので、そこではね返せずに死んでしまう、立ち直れなくなってしまう人もいます。

この感じ、西洋占星術にもあるなぁ、と。

蠍座と水瓶座、山羊座と天秤座、魚座と双子座などのようにスクエア(90度)の関係を持つサインを自分のホロスコープの中に抱えていたり、月✖️天王星、太陽✖️冥王星、金星✖️土星など融合が困難な惑星同士の密な関わりを持っていると、自分の中に存在する異なる自分…自分の中の天使と悪魔みたいなものをどのように収めたらいいか、大きな葛藤が生まれ、生きづらくなります。

そして、その相反する特性が自分に衝撃を与えるような出来事を呼んでしまう。それに立ち向って克服すると、自分に違和感を感じず普通にのほほんと生きているだけでは、見ることができないような、すごい世界を見ることができる。

一方で、克服しなければ、ジョジョの場合は死んじゃうし、実際の世界でもハードな世界で辛いまま生き続けることになってしまいます。

波瀾万丈な人生か、安定的な人生か。ここでいう安定的は平凡に近い意味かな。世間の注目を浴びることが少ない人生。

占いに来るお客様は色々なタイプがあるけれど、葛藤の多いホロスコープだけど、世間の目に合わせて安定的な人生を送らなくてはいけない!って思い悩んでいる人が多いです。で、本来の自分を殺してどうにか押し込もうとしているから、スタンドに目覚めるか大きな傷を負うか…って出来事がやってきた時に、傷を負ってしまう。

ジョジョはキャラの力がすごくて、この人クレイジー!ついてけない!って思うんだけど、そのうちに、やばい、好き!ってなってしまう。もしかしたら周りに拒否されるかも…そんな風に思う自分の特性を「私はスタンド使いになるぞ!」くらいの勢いで解き放ってみると、思わぬ良い結果を生むかもしれません。

スタンドの発動のさせ方と占星術のハードアスペクトとの向き合い方、共通する部分があるなーというお話でした。占星術を学び始めると、日常の至る所で「あ、これは占星術で言う、これが反映されている」と思ったり。今まで説明できなかったことが「こういうことか!」と違う視点で見えるようになったり、面白いなぁ、と思います。