こんにちは!占い師の桃生ににこです。この間、Twitterのホットエントリで「夫を捨てたい」ってワードが出ていて、クリックしたら東洋経済の記事が話題になっていました。
リンク先に漫画があったんだけど、頑張っている妻に対して夫は何も頑張ってない=夫捨てたいというお話でした。
一個前に書いたこの夫にイライラしている妻のお話、ですね。
これ結論どうなったんだろう?って思って、Amazonで買おうかな?と思ったら、口コミが「ひどい察してちゃん女だ」ってのが多くて、なんとなく中身が想像できた?と思って買いませんでした。
リンク先にあった漫画の中でも「私の置かれている状況は最低だ!」って記述があったけど、「それって本当に思っているほど最低な状態で、みんなあなたに厳しい目線を向けているのかな?(いないのでは?)」と思ったりして。
察してちゃんって何?って「すごく頑張っている私の裏側の素の気持ちを何も言わなくても、ちゃんとわかってよ!」って人です。
初めてのデートでおしゃれして彼に会いに行った。「何食べたい?」って聞かれたから「何でもイイよ」と答えた。「じゃあ、ラーメン食べに行こう!」「ふざけんな、察しろよ!」ってことですよね。
初めてのデートだから、気合を入れて女の子らしい可愛い服を着て、髪の毛もしっかりセットして、最初だし、男性と立てないと!って思って「何でもイイ」って言ったんだから、アンタも空気読みなさいよ、と。
私も幾度となく、旦那に対して察してちゃんからの大爆発をしており、「本当に俺は察することができないから言葉にして」と何度か言われてます。
基本的に察してちゃん=悪みたいになってますけど。脱するって結構大変だし、察してちゃんにならないぞ!って思いながら、気がつくと「察しろよ」って思ってたり。
察してちゃんって義務感の強い人です。
察してちゃんは私の気持ちを察して!って相手に求めているけど、察してちゃんが相手の気持ちを察しているのか?っていうと、察していないことがほとんどで、察してちゃんが察してるのは、その場ですべき正しいとされる振る舞いです。
察してちゃんが相手に求めているのは、自分と同じように正しい振る舞いを察して行い、その振る舞いの裏に隠れた個人の気持ちも理解すること。
さっきのラーメンデートでいうと…
初めてのデートだから…
普段よりもちょっとおしゃれな服で!たくさん歩かれるとキツイけど、普段よりも少し高いヒールパンプス履いて…メイクもいつもよりも気合入れて、ベースメイクがんばったよ!
今日はスニーカー履いてこなかった!よそ行きの服でジャケットも羽織ったぜ!最初のデートだから、ちょっとオシャレなイタリアン予約した!少し緊張するけど、何回目かのデートで二人でラーメン屋行きたいな。
察してちゃん的正解はこれなんだけど、これはこのまま付き合って、結婚したとしても、「え?何で隠れてタバコ吸ってるの?」とか「は?キャバクラ?」「え?会社の後輩と不倫?」みたいなことになりやすいです。
察してちゃんの何が問題って、オシャレもイタリアンも本人がしたいことならそれでいいんです。けど、初めてのデートってこういうものだから、恋愛ってこういうものだから、自分も疲れるけど、頑張る!って思ってるのがよくない。「自分は楽しめてないけど頑張る!」って思っていることが本人がどれくらい認識しているかわからないけど。察して度が強ければ強いほど、自分が「こうあるべき」に縛られすぎてることに気がつかないかも。
したくないことをしてるんだから、本当の気持ちを察してよ!ってなるのです。
だったら、したくないことしなければイイんだよね。もしくは「これは私のしたいことです!!」ってしっかり思う。
極端に言うと、がんばってオシャレがちょっとコンビニまで!って服装と大差なかったら、「ラーメンで!」って言われても「オシャレしてきたのに!」にはならない。
本人が初めてのデートは特別にしたい!って思っているなら
最初のデートって二人の思い出になるかもしれないから、このイタリアン行きたいな♡
って言っちゃえばイイのです。
察してちゃんは常識的に行きましょう!って気持ちが強くて、すんごく空気読むんですけど。自分の本当の気持ちとしてることが違うから爆発しちゃうんだよね。
で、常識と自分の幸せの多くが合致することはあまりないから、幸せになりたい!って思って、常識を重んじているのに、その結果自分らしい幸せ!からは遠ざかる結果になってしまう。
で、自分の気持ちを無視するのと同時に、相手の気持ちも無視して、相手のことも幸せから遠ざけているので、幸せ不足に陥った相手がどこかで突飛な行動に走る可能性は高くなります。
なので、私はこんなに頑張っているのに、相手は私の気持ちを全然察してくれない!!って思ったら、相手に対して「こういう風にして欲しいです」って伝えるのも大事だけど、
- 自分がしている行動
- 本当はしたい行動
- なぜ、その行動をしたいのか?
を書き出して、「自分がしている行動」が「したい行動」ではなかった場合に、「今している行動ってする必要ある?」って考えてみましょう。
「別にしなくていい行動」であるケースは多いです。
社会や世間から押し付けられている「こうあるべき」って結構強いので「あ、しなくていいんだ」って気がつくまでに時間がかかることもあるけれど、「察してよ!!」って一度でも爆発した経験がある人なら、自分していることの半分以上は「別にしなくても良かったこと」だと思って、振り返ってみるとイイかもしれません。
「察してよ!」って思うときは、「本当はしなくてもいいこと」を見極めるいいチャンスかもしれません。