こんにちは、桃生ににこです。「あの人は私を裏切りますか?」お客様からいただく質問で、答えに困る質問の一つです。恋愛相談で質問されることが多いけど、仕事や人間関係の質問でもされることがあります。
なぜ困るのか?
この質問は、カードを引く、星を見るという占いの行為の前にほとんど答えが決まっています。「そうです、その人は裏切ります」が答えです。95%?限りなく100%に近いくらい、その答えになるんじゃないかな?
「なんだ、裏切るのか、じゃあ、別の人と関係を持とう!」ってなっても、次に関わる人も、その次に関わる人も裏切る人であることがほとんどです。
裏切られる回数が多くなるほど、あの人に裏切られるんじゃないか?と言う気持ちは増していくので、負のスパイラルに突入してしまいます。
裏切るかどうか判断することにあまり意味がない。そして、この質問に答えるだけではお客様の問題を解決することはできないから。私は「困ったなぁ」と思います。
誰かに裏切られないようにするには。裏切られない自分になることが大切ですが、個別の鑑定で一人ひとりに解説していくにはかなり長い内容になるので、ブログで少しずつ書いていこうかな?と思います。
裏切るとはどういう状況か?
うら‐ぎ・る【裏切る】 の解説 [動ラ五(四)]
1 味方に背いて敵方につく。「同志を―・る」
2 約束・信義・期待などに反する。「信頼を―・る」「おおかたの予想を―・る」
出典:デジタル大辞泉(小学館)
辞書はすごい!綺麗にまとまっている!
1番の意味で「あの人は裏切るのでは?」って言っている人は占いでは少ないですね。
多くは2番の意味で聞いていることが多いかな。ちなみに、
しん‐ぎ【信義】 の解説
真心をもって約束を守り、相手に対するつとめを果たすこと。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
信義とはこのような意味です。「真心をもって、相手に対するつとめを果たす」…これは「優しさをもって相手に対する務めを果たす」…相手の性格等を理解してそこへの好意を抱いた状態で、相手の状態に合わせて務めを果たすって意味を求めるケースが多いかなぁ、と。
これが結構難易度が高いかもしれません。
「あの人に裏切られない」には「約束」「信義」「期待」これらを裏切られないことが求められて、この3つの全て、もしくはいずれかの難易度が高いか、過剰に求めてしまうと「裏切られた!」と感じることが多くなってしまいます。
裏切られるかどうか?は相手の問題ではなく、自分が「裏切られた」と感じるかどうか?も大事なんですよね。
約束について
- 約束事が多い
- 約束の難易度が高い
- 何が約束かお互いにわかってない
信義について
- 自分に対する理解を求めすぎている
- 相手の負の感情(実は嫌、面倒臭い)などを排除しようとしすぎている
期待について
- 実際の相手よりすごい人だと思いすぎてる
- 普通なら○○するのレベルが高すぎる
- 普通なら○○するの項目が多すぎる
ここまで読むと、相手に裏切られないかと心配している人が悪いように感じるかもしれません。
自分自身に苦しんでいる人ほど、相手に裏切られないことを求めます。裏切らないことを求めていることが悪いことで、それを治そう!という話でありません。
相手が裏切らないか心配するのをなくすことは、自分の苦しみを解放していく行為です。自分の苦しみが減ると相手に裏切られるかどうか?を心配する気持ちが少なくなる、そうすると相手に裏切られにくくなり、誰かと向き合う時の心配事が減ります。
ちょっと長くなりましたが、今回はここまでです。